コラム
COLUMN【番外編】コラーゲンとは
本日はコラーゲンの飲用についてお話します。
若見えの効果を期待して、コラーゲンを含む健康食品やサプリメントを大量に服用されるという患者様が時折いらっしゃいます。
効果のほどはと伺うと、見た目に変化はないような気がするんです・・・と浮かない顔です。
これはどういった事でしょうか。
結論から申し上げると、コラーゲンを飲用しても、患者様が御期待されているような効果はないでしょう。
中学校の生物の時間に習った事を覚えていますか。
そもそもコラーゲンとは蛋白質です。蛋白質は体内の消化器官でアミノ酸に分解され、その後吸収されます。
その為、コラーゲンをいくら大量に服用しても、消化器官の優秀な働きによって、吸収される段階でアミノ酸になってしまいます。
つまりこれではひたすらに『蛋白質を摂取した』という事にしかなりません。
また、コラーゲンから分解されたアミノ酸が、体内で選択的にコラーゲンを合成する材料になるかというと、これも殆ど有り得ません。
アミノ酸はアミノ酸であって、特別にコラーゲンを合成するためのアミノ酸、というものはないからです。