コラム
COLUMNフランス人には何故「シワ」が多い?
塩分を多く摂ると脚がむくむ、まぶたがむくむ・・・ という話を聞いた事はありませんか。
食塩に含まれるナトリウム塩素は、人間の血液中にも含まれていますが、これは体内の水分やイオンバランス(「pH値」という言葉を聞いた事がある方も多いでしょう)を維持する働きをしています。
もし塩分を摂取し過ぎた場合は、体内のナトリウム塩素が増加し、このバランスが崩れてしまいます。
その結果、脚やまぶたがむくむ、といった症状があらわれるのです。
その他に、塩分の過剰摂取には、『老化を進める』という怖いデメリットもあります。
美容大国・フランスの大学病院での研究ですが、塩分を過剰に摂取すると、体内のナトリウムが増え過ぎて細胞内液が奪われてしまい、その結果皮膚の老化を招いてしまうそうです。
つまりこの状態が続くと、シワの原因になります。
フランスの食といえばフランスパンですが、実はフランスパンに含まれている塩分はとても多く、中には25%~30%の食塩を含むものもあるといいます。
さらに、ハムやバターに含まれている塩分もとても多く、またフランス人は塩水でご飯を炊く習慣もあるので、塩分を摂取し過ぎる傾向にあるのだそうです。
確かに、いつまでも子供のように見えて若々しい日本人と比べて、フランス人は若いうちは大変に美しいですが、ある一定の年齢を超えると急に老けたようにシワっぽくなります。
これは、フランスの食が塩分過多であるためかも知れない、との事です。
塩分の摂取のし過ぎは高血圧を招くだけでなく、シワが増える原因ともなり、エイジングケアの大敵です。
日本人の美しく若々しい肌を保つ秘訣は、塩分控えめの食事と、良質の水分をたくさん取ることでしょう。
塩分の摂取量は、多くても1日6グラム以下に抑えた方が良いようです。
塩分の多いフランスパンに噛りつくと、咬む事で咬筋が発達してエラが張ってしまいますし、塩分過多でシワの原因にもなってしまいますから、やはりここは「ご飯」を召し上がるのがよろしいでしょう。
世界一若々しく美しい日本人の肌を、是非とも維持して頂きたいものです。