二の腕の脂肪吸引
一般的に「振袖(フリソデ)」などとも呼ばれる、二の腕の下に出来るたるみを中心に、二の腕の脂肪を減らして細くすっきりとした腕にしたい方におすすめなのが、二の腕の脂肪吸引です。
ノースリーブなど二の腕が出る服装を着こなしたいというご要望が多い箇所ですが、腕回りは顔と近いため自撮りなどの写真にも写りやすく、写真を撮った時のシルエットを改善したいというご要望も増えています。
二の腕の脂肪吸引の症例写真
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術前と術後1か月経過時点での症例写真です。
バストの横から腋窩にかけての脂肪が気になるとの事で、腋窩から背部・バストの方へも少し吸引を行って形を整えました。 - カニューレ挿入箇所
- 傷跡が目立ちにくい腋窩部2か所、上腕屈曲部1か所
- 吸引量
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全体で500㏄程度の分量を吸引
超音波エコーでの診断にて、術前1.8㎝あった脂肪層を5㎜残した形で吸引しています - 考えられるリスク、副作用と費用
- むくみ、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
脂肪吸引の価格:200,000~700,000円※吸引箇所と量によります。
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術前と術後5か月経過時点での経過写真です。
肩の部分も全周にわたって吸引を行い、腕全体が細くなるようにしています。
上腕部は脂肪吸引によってかなり細くなるので、バランスよくなるように背部も合わせて吸引をおこないました。 - カニューレ挿入箇所
- 傷跡が目立ちにくい腋窩部2か所、上腕屈曲部1か所
- 吸引量
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上腕部で300㏄程度の分量を吸引
超音波エコーでの診断にて、術前1.5~2.0㎝あった脂肪層を5㎜残した形で吸引しています - 考えられるリスク、副作用と費用
- むくみ、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
脂肪吸引の価格:200,000~700,000円※吸引箇所と量によります。
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脂肪吸引では、血管や神経を傷つけることなく脂肪細胞のみを確実に吸引することができます。そのため、出血量も非常に少なく、浮腫み、痛みも小さく抑えることができます。200,000~550,000円※吸引箇所と量によります。
※当時の価格で現在とは異なる場合があります。 - 考えられるリスク、副作用と費用
- むくみ、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
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脂肪吸引では、血管や神経を傷つけることなく脂肪細胞のみを確実に吸引することができます。そのため、出血量も非常に少なく、浮腫み、痛みも小さく抑えることができます。200,000~550,000円※吸引箇所と量によります。
※当時の価格で現在とは異なる場合があります。 - 考えられるリスク、副作用と費用
- むくみ、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
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脂肪吸引では、血管や神経を傷つけることなく脂肪細胞のみを確実に吸引することができます。そのため、出血量も非常に少なく、浮腫み、痛みも小さく抑えることができます。200,000~550,000円※吸引箇所と量によります。
※当時の価格で現在とは異なる場合があります。 - 考えられるリスク、副作用と費用
- むくみ、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
二の腕の脂肪吸引カウンセリング
脂肪吸引を行う際には、まず初めにどのようなスタイルに仕上げていきたいかを、担当ドクターとのカウンセリングによって考えていきます。
ドクターが直接触診によって二の腕にある脂肪の量を確認し、具体的にどの程度の脂肪を減らす事ができるのか、どのくらい細くなるのかを説明した上で、目指す仕上がりを決めていきます。
またカウンセリングの際に、脂肪吸引の実際の治療内容や、治療後の経過、カニューレという脂肪吸引を行うための器具をどのように入れて治療を行うかなどの説明も行い、手術当日の流れや術後経過、どの部分にどの程度の手術の跡が見えるかなど、具体的な部分のイメージをつかんでいただきます。
城本クリニックのスタッフは全て医師や看護師といった医療資格を保有した者のみで、無資格のカウンセラーなどは医院に在籍していません。
ご質問いただいた内容は、適切な医療知識をもってしっかりと回答させていただきますので、何か疑問点や不安な点がある場合にはお気軽にご相談ください。
二の腕の脂肪吸引の解説
二の腕はお腹やお尻などと比べ、脂肪の量は少なめとなりますので、手術時間も比較的短時間で行え、体への負担は少なく済む箇所です。
二の腕を細く見せたい場合、下記の箇所の脂肪を除去していく形となります。
二の腕下のたるみ(振袖)
一般的に「振袖(フリソデ)」とよばれる、腕を曲げた場合に二の腕の下側についている脂肪は、二の腕を細くする場合に確実に除去を行う箇所です。
クリニックによっては、二の腕の脂肪吸引というとこの部分だけを指す場合もあります。
柔らかい脂肪が多く、二の腕の中では脂肪の量も多いので、この部分の脂肪を除去すると腕が一回り小さくみえるようになります。
肩周囲から肘の間の脂肪
腕を下した状態で、肩の周囲から肘の上側にある、外に張り出た部分についた脂肪も、二の腕の脂肪吸引の中で悩まれている方が多い箇所です。
この部分の脂肪を除去すると、脂肪の全体量が減りますので二の腕がさらに細く見え、かつ正面から見た腕も細くする事ができます。
また、肩幅が小さくなりますので、全身が細身のすっきりとしたシルエットに見えやすくなります。
二の腕の上側
二の腕の、いわゆる力こぶが出来る方ですが、こちらはほとんどの場合、脂肪吸引が可能な程度の脂肪がありませんので、施術が行われない事が多くなります。
医師の触診により、吸引が可能な場合には対応が行われる事もあります。
腕の付け根(背中)
背中上部にある腕の付け根部分にある脂肪も、二の腕周囲を細く見せるために吸引が行われる場合があります。
腕を閉じた時に盛り上がってしまう脂肪をなくす事で、特に後ろ姿のシルエットを美しく見せたい場合、合わせて除去した方が良い部位となります。
二の腕の脂肪吸引の術後の経過とケア
二の腕の脂肪吸引は、お腹などの部位と比べて手術も軽度で済むため、術後の経過についても比較的軽いといえます。
とはいえ、手術によって組織が損傷している事は確かですので、一定期間の痛みやむくみなどの症状があり、キレイな仕上がりを目指すために日常生活の中で注意しなければならない点もあります。
ダウンタイム期間について
二の腕の手術後、強い筋肉痛や腫れといった症状が3日から1週間程度続きます。
そのため手術当日の麻酔が切れた後から、痛みが軽減されるまでの期間については、処方された傷み止めを服用して過ごしていただく事となります。
また、痛みが軽減してきてからも術後1か月程度は腫れやむくみ、内出血などの症状が続く場合があり、完全にこうした症状が治まるには手術後3か月から半年程度がかかります。
ダウンタイム中も日常生活への制限はなく、むしろ代謝を向上するために軽めの運動などを推奨しています。ただし、激しく腕を動かすような運動や、飲酒・喫煙といった行動はダウンタイムが落ち着くまで控える必要があります。
また、シャワーや入浴については当日はどちらも控え、翌日からは傷口の保護を行った状態でシャワーのみ、入浴は抜糸が終わってからとなっています。
傷跡について
脂肪吸引を行う際にはカニューレの挿入のために皮膚を3ミリ程度切開する必要があります。手術完了時にこの傷跡は丁寧に縫いとめますが、切開した箇所にはどうしても一定期間、赤みなどの傷跡が残ります。
この傷跡は1か月程度は赤みとして残り、その後数か月から数年かけて徐々に薄く消えていく形となりますが、傷跡の色素沈着や盛り上がりなどは別の治療によっても改善が可能となるため、気になる方はご相談ください。
術後は1か月ほどの圧迫ケアが必要
術後、皮膚をたるまないように綺麗に定着させるため、1か月程度はバンテージなどで圧迫をして過ごす必要があります。
1か月ほど経過すれば内部の細胞も再生してきて皮膚が定着しますので、この期間は必ず圧迫を実施してください。
二の腕の脂肪吸引の場合、片手で取り付ける必要があり慣れが必要となりますので、家族などの協力が得られる場合は補助してもらうと良いでしょう。
また、この圧迫期間は特に皮膚のたるみなどに注意する必要があり、マッサージをしたり、過剰に動かして皮膚によれを作ったりしないように注意が必要です。
二の腕は日常生活の中で動かす事が多い場所ですので、自由に動かせない不便さを感じるかと思いますが、意識的に動きを抑えて過ごすようにしてください。
瘢痕拘縮について
術後1週間程度から、皮膚の一部が板のように固くなる「瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)」と呼ばれる症状がでてきます。これは傷ついた細胞が回復する際に引き起こされる症状で、特に異常があるものではありませんが、拘縮によって皮膚が引っ張られると軽い痛みなどを感じる場合もあります。
二の腕の脂肪吸引では、特に脂肪を除去する量の多い振袖の部分で拘縮が起きやすいですが、術後1か月が経過するまでの圧迫を行っている期間については、マッサージを行ったり、過剰に触ったりしないように気を付けましょう。
圧迫の時期が過ぎましたら、マッサージなどによって血流を促す事で、拘縮を早めに改善していく事ができます。
拘縮が落ち着く頃、細胞の再生も完了して仕上がりの状態になるといえます。
日常生活の注意点
二の腕の脂肪吸引後は、腕の圧迫や拘縮によるつっぱりなどにより、特に腕を上げたり、背中側に手を回したりという事がし難くなる他、痛みや傷が開く可能性を避けるためにも、腕に力を入れるような行動を避ける必要があります。
日常生活を十分に行えなくなるほどの制限はありませんが、例えば髪を洗ったり、縛ったりという行動がとりにくくなるなどのトラブルが生じる事は考えられます。
また、特に術後3日間程度は手術の傷跡が開く可能性もありますので、重いものを持ち上げたり、ランニングなど激しい運動をしたりする事は控える必要があります。
その他、手術後は体が回復のため積極的に活動を行いますので、発熱や倦怠感などが生じる事もあります。術後は基本的に無理をせず、落ち着いた過ごし方をするようにした方がよいでしょう。
合併症を避けるために水分と軽い運動は積極的に
手術後のトラブルとして怖いのは、万が一の症状ではありますが、血栓症などの合併症が引き起こされる事です。これは脂肪吸引後に限りませんが、こうした合併症を防止するために、手術後は十分な水分補給と、ウォーキングなどの軽い運動を積極的に行うように心がけましょう。
血流を適切に促しておく事で、合併症を防止すると同時に、代謝を高めて体の回復を早める事ができます。
リスクと失敗例
二の腕の脂肪吸引で多い失敗は、「皮膚表面の凹凸」と「十分に細くならなかった(効果を感じなかった)」というものです。
こうしたトラブルは、主に医師の技術力不足や、事前にしっかりとした医師によるカウンセリングが行われていない事で、患者様が考えている十分な量の脂肪吸引が行われなかった場合などに発生します。
城本クリニックでは、形成外科専門医や美容外科専門医といった資格保有ドクターをはじめ、豊富な実績と技術力をもったドクターを揃え、カウンセリングから施術まで十分な時間をもって担当ドクターが直接対応いたしますので、安心してご相談ください。
皮膚表面の凹凸
脂肪吸引を行う際、皮膚に近い浅い層の脂肪を取りすぎてしまうと、表面に凹凸が出来るなどのトラブルが生じる事があります。
二の腕の脂肪吸引では脂肪の層があまり深くはならないため、浅い部分の脂肪を取りすぎるといったケースが生じやすい部位といえます。
脂肪吸引ではどの部分の脂肪を吸引しているのかを、医師が目視ではなく手先の感覚によって判断して施術を行っておりますので、手術経験が豊富で技術力のある医師に任せる事が大切です。
効果が感じられない
二の腕を細くする場合、単純に振袖部分の脂肪を減らせばいいのではなく、周囲の部位の脂肪も含めて、どこを残して、どこを除去するのかというデザインが重要です。
最大限美しい仕上がりにするためには、事前のカウンセリングにて医師がしっかりとご要望の仕上がりを把握し、実現する必要がありますので、十分な時間のカウンセリングや施術時間を確保できるクリニックを選ぶようにしましょう。
脂肪吸引の部位別解説
お腹・腰
二の腕
太もも・お尻
ふくらはぎ