わきがのセルフチェック
わきがかどうかはご自分ではわかりにくいものです。
この中の1つが当てはまるからといって、わきがであるというわけではありません。
これらの項目が多ければわきがの可能性が高いということになります。
わきがの疑いがないかどうか一度チェックし、該当する項目が多い方はお気軽にご相談ください。
CONSULTATION わきが自己チェック
耳垢が湿っている
耳垢とわきがはとても深い関係があります。
かさかさしている、乾いた耳垢のタイプの方と、べっとりと湿った耳垢のタイプの方がいます。アポクリン汗腺はワキの下や、耳穴、乳輪、外陰部などの特定された部位に存在する汗腺です。湿った耳垢は、耳穴のアポクリン汗腺が活発で常に湿気を帯びているということになります。
湿った耳垢の方は、わきがである可能性がかなり高いと思われます。
家族にわきがの人がいる
わきがは優勢遺伝によってアポクリン汗腺の数などが左右されます。優勢遺伝とは「優れたものが遺伝する」というものではなく、「受け継がれやすいもの」ということです。
そのため、片親がわきがの場合は約50%、両親がわきがの場合は約75%の割合で遺伝するともいわれています。
洋服の脇の下の部分が黄ばむ
汗をかくと、汗染みがつきます。大体の汗染みは洗濯をするとキレイに落ちますが、洗濯をしても落ちない黄色い汗染みが残るようであれば、わきがの可能性があります。
黄ばみの原因は、アポクリン汗腺からの分泌液に含まれる脂肪やタンパク質、鉄分、色素などによるものです。その為、黄色い汗染みができやすい人は、アポクリン汗腺の分泌量が多いと考えられます。
毛深い
毛根の部分にアポクリン汗腺があります。体毛が多いということは、アポクリン汗腺も多いということになります。毛根に汗や皮脂などの分泌物が付着し、細菌を繁殖させてしまうため臭いが強くなってしまうこともあります。女性では、ワキの毛が太く、1つの毛穴から毛が2本生えている確立が高い方にアポクリン汗腺が多くみられたり、男性では、猫毛のように細く欧米人のようなワキの毛の方にアポクリン汗腺が多くみられる傾向があります。
お肉や乳製品をよく食べる
動物性の脂肪をたくさん摂取すると、アポクリン汗腺からの分泌物に、臭いの元となる脂肪成分が加わって臭いが強くなってしまう場合があります。
お顔がいつもてかり気味
いつもお顔がてかり気味という方は、皮脂腺が活発だと思われます。
皮脂腺が活発な方は、同時にアポクリン汗腺も活発だということになります。
自分が臭いと感じる
暑い日や、運動をした後などに汗の臭いを感じるのは普通の事ですが、なにもしていない状態や、お風呂に入ったあとで、汗の臭いを感じるのはわきがの可能性があると言えます。自分の体臭は麻痺してしまって感じない方が多いのですが、それにもかかわらず、臭いを感じるというのは、臭いが強い可能性があります。
他人に臭いと言われた
人には、衣服に付いたタバコや食品のニオイ、頭皮のニオイ、口臭、加齢臭、老人臭など、他人とは違った様々なニオイがあります。最近では、ニオイに神経質になりすぎて、「自己臭症」(自己臭恐怖症)といった精神疾患にかかる方も珍しくありません。まずは、そのニオイがわきがなのか判断する必要があります。清潔にしていてもニオイが気になるようでしたら専門家にご相談ください。
寒い季節でも汗をかく
汗は体温調節のためにかくものです。汗をかくという作業を行い体温を下げる働きをします。
冬のように寒くても汗が出るという方は、わきがや多汗症の可能性があります。
ストレスが多い
ストレスは、様々な細胞を刺激します。頭痛や、神経痛、腹痛、胃痛などあらゆる症状を引き起こす原因の1つです。 また、ストレスを感じるとアドレナリンが分泌され、血糖値が上昇します。その結果汗腺も刺激されるので、緊張して汗をかいたり、冷や汗をかいたり、汗をかきやすくなる傾向があるようです。
そのような汗を「精神性発汗」と呼びます。精神性発汗はごく自然なものですが、常時ストレスを感じていたり、緊張状態が続くと、いつも汗が分泌され続け、ワキの下が湿った状態が続くということになります。その結果細菌を繁殖させてしまい、臭いも強くなる可能性があります。