脂肪溶解注射
痩せたい部位の皮膚内に有効成分を注入することで、皮下脂肪が減少し、溶け出した脂肪は血中を経て、尿や便として排出されるとても効果的に行える痩身法です。
手術ではなく治療で、極細の針で注射を打つだけなので、気軽に行える方法として大変人気の高い治療法です。
CONSULTATION 脂肪溶解注射
脂肪溶解注射の成分の1つに、フォスファチジルコリンと言う成分があります。これは脂肪細胞に含まれる脂肪(トリグリセリド)を、遊離脂肪酸として細胞から血管のなかに取り出す働きがあります。
しかし脂肪細胞から取り出された遊離脂肪酸は、そのままにしておくと、また脂肪細胞に取り込まれて元に戻ってしまい、痩身の効果は望めません。
脂肪溶解注射には、L-カルニチンとαリポ酸という遊離脂肪酸の燃焼に必要な成分が含まれています。
脂肪溶解注射に含まれるL-カルニチンが、遊離脂肪酸を体内の燃焼系に取り込んで、αリポ酸が遊離脂肪酸の燃焼を促進させる働きをもっています。
この3つの成分の内、1つでも欠如していると、十分な効果は期待できません。
城本クリニックで使用している脂肪溶解注射は、この欠かすことの出来ない3つの成分、フォスファチジルコリン、L-カルニチン、αリポ酸をすべてバランスよく配合して、さらに数種類の脂肪溶解を促進する成分を含んでおります。
フォスファチジルコリン
フォスファチジルコリンは、植物および動物の細胞膜に広く存在し、脂肪分散(乳化)作用があります。
脂肪溶解注射で用いるフォスファチジルコリンは、細胞膜に豊富に存在する大豆レシチンから抽出したリン脂質です。
ドイツでは医薬品として、脂肪塞栓症や脂肪異常症、アルコール性肝炎の治療に使われ、血液中のコレステロールや中性脂肪の量を下げ、脂肪の適切な代謝を促すものです。
現代では、ダイエットサプリメントや生活習慣病予防サプリメントとして多く使用されています。
まず、このフォスファチジルコリンを注射することで、脂肪細胞から脂肪酸を遊離します。
L-カルニチン
脂肪溶解注射にカクテルするL-カルニチンは、体内で遊離脂肪酸を細胞のミトコンドリアに運ぶ働きがあります。
ミトコンドリアの中で脂肪酸が燃焼することによってエネルギーが生成されます。
ミトコンドリアの働き
生物の細胞に含まれる細胞内構造物の一つです。
ミトコンドリアは細胞の中で呼吸をして、エネルギーを作り出します。
血液によって体内の細胞に酸素が運びこまれ、ミトコンドリアによって糖や脂肪が燃やされエネルギーとなります。
αリポ酸
αリポ酸は細胞内のミトコンドリアの補助エンジンとなって、新陳代謝をあげる働きがあることが知られています。
炭水化物やたんぱく質、脂肪や糖をエネルギーに変換しやすくします。
また、優れた抗酸化力成分としても広く知られており、美容サプリメント、ダイエットサプリメントなどでも多く製品化されており、ここ数年でとても身近なものになりました。
ミトコンドリアの働きを活発にすることで、代謝能力をアップさせる働き、脂肪や糖をエネルギーに変換しやすい状態を作り出す働きがあります。
CONSULTATION 脂肪溶解注射のメカニズム
フォスファチジルコリン
- 脂肪細胞が大きく肥大している為、体の表面が圧迫され、皮膚がタルミます。
- 気になる患部に注射でオーダーメイドの薬剤を注入します。
L-カルニチン
- 脂肪細胞を溶かし小さくすることにより、体型の乱れを 改善します。
- 溶け出した脂肪は尿や便によって体外に排出されます。
ポイント
体型が乱れる(太る)原因は脂肪細胞が大きく肥大する事によって起こりますが、脂肪細胞そのものを消滅させてしまえば、脂肪を蓄える脂肪細胞がない為、理論上リバウンドの心配はありません。
ただ、経験豊富な専門医が「体型」「体質」「使用する薬剤の分量」などを計算した上で施術を行う必要があります。
やみくもに脂肪溶解注射(メソセラピー)を打つだけでは、目に見える効果は現れません。
αリポ酸
- 脂肪細胞を溶かし小さくすることにより、体型の乱れを 改善します。
- 溶け出した脂肪は尿や便によって体外に排出されます。
ポイント!ダイエットと異なる点は?
- 小さな脂肪細胞は消滅する
ダイエットは大きくなった脂肪細胞を小さくするだけで、脂肪細胞の数を減らす事は出来ません。
ダイエットを中止すると、直ぐにリバウンドを起こす根本的な理由は「脂肪細胞」の数が同じだからです。
「脂肪細胞」の数を減らす事により、太りづらい体質にする事が可能です。
SIDE EFFECT 主なリスク、副作用など
メソセラピー・脂肪溶解注射・BNLS注射等を行う場合、針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。
治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。
また、内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに気にならなくなります。
治療後すぐ、針を刺した箇所以外はメイクが可能です。
治療後翌日からは、針を刺した箇所もメイクが可能で、万が一内出血となった場合でも、ファンデーションやコンシーラーで気になる部分をカバーできます。